そろそろ動き出しますか 著者:杉浦薫子
- 3310peco
- 2023年1月22日
- 読了時間: 2分
寒い日が続いています。
日本は冬本番ですが、中国ではもう春がそこまで来ています。
春はいつ?
・春は、3月4月5月(気象庁)
・春は、3月21日ごろ(春分)~6月20日ごろ(天文学)
・春は、2月4日ごろ(立春)~5月5日ごろ(暦)
・春は、4月5月6月(年度)
春の定義にもいろいろな考え方があるようです。
一方、中国では「春節」(旧正月)に春が始まります。
太陰暦における最初の新月(月=陰)を 1月1日とする(旧正月)とされていて
旧正月 = 春節 = 新月の日 となります。
今年最初の新月の日は、2023年1月22日です。
来年は、2024年2月10日です。
年によって随分差がありますね。

自然界の理を説く「陰陽五行」思想に基づくと
春は、陰の時期から陽の時期への移り変わりの時期であり、木火土金水の「木(もく
)」に当たります。
春は、草木は芽吹き、虫は動き始めます。万物が生じる時期になります。
冬の間、守ってきた古いものを春になって発散し新しくしていきます。

春になると陽気が盛んになり、人の体も同様に自然界の流れに沿って変化し、陽気が
増え活動的になっていきます。
「春眠暁を覚えず」という言葉があります。
春はぐっすり眠れるものだから、夜が明けたのに気づかず寝過ごしてしまうという意
味です。
これを中医学的に考えると...
春の明け方が眠くてたまらないのは、陽気がうまく芽生えてこないからだと考えます
。
自然界と共に上手に生きていない人や生活環境があげられます。
真冬であっても暖房がある部屋でスマホ片手に夜更かしをしていると、春に陽が芽生
えるべき時に芽生えてこない。
芽生えてこないと、陰が強い状態になっている。
“夜”“睡眠”“冬”は「陰」に属しているので、春になっても「眠い」という症状
が起こってしまうと考えるのです。
陰陽のバランスが崩れて、春になっているのに、まだ体は冬の続きをしているのです
。
養生として、春はできるだけ朝早く起きるようにします。
朝寝坊は陽気の生長を妨げます。
自然の陽気が動き始める日の出に合わせて、自分の体の陽気の生長を促します。
早起きすることで体内にリズムを作って、陰陽のバランスを取っていきましょう。
春は陰陽五行の考え方では、何かを始める力を高めてくれる季節です。
中医学の理論を取り入れた足部反射療法で、ご自身やご家族の健康を見直してみませ
んか。
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